診療理念・コンセプト
ふたりで治療するということ・・・
妊娠治療は「ふたり」の問題として、
「ふたり」が協力して治療に
あたることが大切です
ふたりで治療すること、それはお互いを支え合うことです。私たちは、おふたりが一緒に妊娠治療と向き合えるように、寄り添い、サポートします。新しい命を迎えるために、専門的な知識と技術を兼ね備えた医師が診療にあたり、一般妊娠治療から高度な治療まで、「ふたり」同時に治療が可能です。これまでありそうでなかった「ふたり」のための治療をご提供いたします。
当院の特徴
平日夜や土日も診療対応。
ふたりで治療できるように
通いやすさにも配慮
不妊治療では、ご本人だけでなく、パートナーとともに治療に向き合うことで、前向きに取り組めるケースもあります。当院では、仕事や家庭の都合で平日に通院しにくい方にも安心して受診いただけるよう、夜間や土日の診療も行っております。ご夫婦そろって受診しやすい体制を整えることで、治療について納得しながら進めていただけるよう努めています。初めての治療で不安な方や、受診を迷われている方にも安心してご相談いただけるよう、スタッフが丁寧に対応いたします。まずは一度、お気軽にお問い合わせください。
男性不妊と女性不妊の
両面から
アプローチした治療
女性不妊だけでなく男性不妊にも対応できる診療体制を整えており、ご夫婦のどちらかに偏った負担が生じないよう配慮しながら治療に取り組んでいます。不妊治療を専門とする医師が診療を行い、患者さまそれぞれの身体の状態や治療の進み具合に応じて、必要な検査や治療をご案内しております。ご夫婦で一緒に受診いただける環境を整えておりますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
早期の診断・治療が
選択肢を広げる
一助になります
妊娠や出産を目指すにあたって、早い段階での相談や検査が、治療の幅を広げるきっかけとなることはよくあります。当院では、男性外来、卵管外来、着床不全外来、不育外来、卵子凍結外来、卵巣機能不全外来など、各分野に専門的に対応できる体制を整えています。ご夫婦での受診も推奨しており、原因が見つかった場合には、その段階から状態に応じた治療をご案内することができます。
治療内容を“見える化”。
分かりやすい説明と
情報共有を心がけています
治療に関する検査結果や受精卵の経過を、患者さまご自身にも視覚的にご確認いただける環境を整えています。手術中の映像や培養中の受精卵の様子をモニターでご覧いただけるようにすることで、患者さまご自身で治療の内容や進行状況をより具体的にイメージしていただけるよう努めています。
また、医師・胚培養士・看護師が治療方針や経過について丁寧にご説明し、ご不安や疑問にもしっかり対応いたします。ご自身の治療内容をしっかりと理解しながら進めたいとお考えの方は、どうぞ安心してご相談ください。
常に学びを重ね、
安心できる生殖医療を目指して
当院のスタッフは、生殖医療に関する新しい知見を常時取り入れるため、国内外の学会・研修への参加を継続的に行っています。医師・胚培養士・看護師など、それぞれの専門分野で日々の診療を通して経験を積みながら、患者さまの多様なニーズに応えられるよう取り組んでおります。こうした学びの積み重ねを活かし、治療内容のご説明やご相談にも丁寧に対応いたします。患者さまがご自身の治療について理解を深め、納得して治療に臨めるような医療環境づくりを目指しています。ご不安な点があれば、どうぞお気軽にお尋ねください。
経験に基づく治療選択肢を
一人ひとりにご提案
不妊治療におけるさまざまな症例に対応してきた経験を活かし、検査結果や患者さまのご希望に応じて、多角的な視点から治療プランをご提案しています。 初めて妊活をスタートされる方はもちろん、治療を続けているが結果が出ずにお悩みの方、治療方針について再確認を希望されるセカンドオピニオンの方にも対応可能です。
専門性をもった
医師が多く在籍しています
当院には、日本産科婦人科学会認定生殖医療専門医をはじめ、不妊治療に精通した医師が多数在籍しています。さまざまな症例や治療法に対応可能な体制を整え、患者さま一人ひとりに合わせた治療をご提案しております。
また、当院の石川医師(CEO)は、米国の医師評価機関「ベストドクターズ社」による選出制度「Best Doctors®」に名前を連ねた実績もあります。医師同士による推薦をもとに構成される制度であり、専門性に対する評価の一例として紹介されています。
医師やスタッフが連携し、安心して治療に取り組める環境を整えております。ご不安な点がございましたら、いつでもご相談ください。
誰でも通院しやすい環境を
整えております
当院は、大阪駅から徒歩圏内という通院しやすい立地にあり、通勤前後やお仕事帰りの時間帯にもご来院いただけるよう診療時間を設定しております。性別や年齢、ライフスタイルにかかわらず、患者さまそれぞれの状況に配慮しながら、安心して通っていただける医療環境の整備に努めています。初めての方や通院に不安を感じている方も、どうぞお気軽にご相談ください。

大阪駅
徒歩圏内

土日祝診療対応

平日夜間診療対応

男性外来
毎日対応
治療実績
治療件数
2022年 | 2023年 | 2024年 | 開院以来からの合計 | |
---|---|---|---|---|
妊娠数 (胎嚢確認) | 955 | 640 | 644 | 6797 |
IUI (人工授精) | 849 | 57 | 519 | 6464 |
OPU (採卵周期数) | 2987 | 2230 | 2203 | 24126 |
IVF (体外受精) | 381 | 235 | 248 | 4081 |
ICSI (顕微授精) | 2034 | 1508 | 1490 | 16298 |
TESE-ICSI (精巣精子使用) | 90 | 57 | 61 | 781 |
FET (凍結融解胚移植) | 2705 | 1903 | 1793 | 18144 |
FT (卵管鏡下卵管形成術) | 67 | 56 | 64 | 414 |
simpleTESE (精巣内精子採取術) | 14 | 10 | 10 | 112 |
microTESE (顕微鏡下精巣内 精子採取術) | 40 | 27 | 40 | 491 |
varicocelectomy | 148 | 100 | 136 | 1110 |
初診患者数 | 2595 | 2238 | 2672 | 23302 |
※ICSI件数にはIVFとのsplit周期を含みます。
※妊娠数は当院で処置を行った後にエコーで胎嚢確認できた数です。
凍結融解胚移植周期(回数)あたりの臨床妊娠率(過去3年間)
年齢 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 開院以来からの合計 |
---|---|---|---|---|
〜34歳 | 46.0% (198/430) | 45.2% (151/334) | 43.8% (151/345) | 45.9% (1644/3584) |
35~39歳 | 40.4% (321/795) | 39.5% (223/564) | 41.2% (224/544) | 39.4% (2201/5588) |
40歳~ | 19.3% (285/1480) | 19.0% (190/999) | 18.9% (170/899) | 18.6% (1679/9042) |
合計 | 29.7% (804/2705) | 29.7% (564/1897) | 30.5% (545/1788) | 30.3% (5524/18214) |
TESEの精子回収率
(2013年9月~2022年12月)
項目 | 精子回収率 |
---|---|
conventional TESE 初回 | 100% (404/404) |
conventional TESE 複数回目 | 100% (64/64) |
micro TESE 初回 | 36% (518/1440) |
micro TESE 複数回目 | 31.6% (168/531) |
※複数回目は、前医にてTESEを実施しており、当院での実施が複数回目である症例です。
※リプロダクションクリニック東京院と大阪院の合計値となります。
TESE-ICSI症例における
凍結融解胚移植周期(回数)
あたりの妊娠率
年齢 | 臨床妊娠率 |
---|---|
〜34歳 | 39.8% (142/357) |
35~39歳 | 34.6% (93/269) |
40歳~ | 12.6% (24/190) |
合計 | 32.0% (259/810) |
TESE-ICSI症例(患者)の治療成績
項目 | 実績 |
---|---|
出産症例(患者)数 | 639名(880児) |
妊娠継続症例(患者)数 | 29名 |
臨床 妊娠率(%) (TESE-ICSI患者あたり) | 66.5% (740/1113) |
臨床妊娠症例(患者)数 | 740名 |
ET症例(患者)数 | 1046名 |
TESE-ICSI症例(患者)数 | 1113名 |
TESE精子回収率(%) (TESE-ICSI患者あたり) | 47.1% (1096/2327) |
TESE 症例(患者)数 | 2327名 |
※2025.2.12現在の件数になります。TESE実施後、採卵および胚移植を行っていない方も含んでおります。
※リプロダクションクリニック東京院・大阪院の合計値となります。
ロゴについて

Reproductionの頭文字「R」と
Clinicの「C」を組み合わせたものです。
中央のピンクの円の部分は卵子を表し、青い「C」は精子を表しています。受精の瞬間をイメージしています。
院内紹介
設備紹介

BT37 MKⅡ

Ksystem

倒立型リサーチ
顕微鏡IX73
(オリンパス)

ECLIPSE Ti2(Nikon)
オプトアウトについて

研究活動へのご理解のお願い
リプロダクションクリニックでは、診療や培養技術、患者さまへの看護・サポート体制の向上に加え、生殖医療に関連する病気や症状の理解を深める研究を行っております。これらの研究および教育活動の一環として、診療中に得られた情報(カルテ・画像情報・廃棄予定の精子や卵子、胚など)を匿名化したうえで活用させていただく場合がございます。
研究は、患者さまの健康状態や治療中の試料に影響を及ぼすことはなく、将来にわたって安心して治療を受けていただく環境づくりの一助となることを目的としています。内容にご不明な点がございましたら、医師またはスタッフまでお気軽にお尋ねください。皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
同意撤回(オプトアウト)と
不同意について
当院では、生殖医療の発展や安全性の向上を目的とした研究を行っており、国の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に則って進めております。
診療情報や治療に使わない試料(例:廃棄予定の精子・卵子・胚など)を用いる研究については、患者さまへの個別の同意取得を省略できる制度(オプトアウト)が適用される場合があります。これは、研究の内容を事前に公開し、希望されない方には参加を断る機会を保障する仕組みです。
ご自身の診療情報や試料を研究に使用されたくない場合は、「不同意確認書」にご記入の上、当院窓口へご提出ください。お電話やメールでもご相談いただけます。
なお、オプトアウトの有無によって、診療内容やその質に影響が出ることは一切ございません。研究はあくまでも匿名化された情報・検体を用い、患者さまの健康や治療内容に影響を与えることはありません。
詳しくはスタッフまでお気軽にお問い合わせください。
医学研究や教育への利用に関する
倫理的配慮および基本方針について
すべての研究は、厚生労働省および文部科学省の定める「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」等に準拠し、院内倫理委員会の審査・承認を受けたうえで行われています。研究結果は、学術論文や医療関連学会等で報告されることがありますが、個人が特定される情報(氏名、生年月日、住所など)が公表されることは一切ありません。患者さまのプライバシーを尊重し、個人情報の厳重な管理を徹底したうえで、医学の進歩に貢献してまいります。研究に関するご不明な点があれば、お気軽に当院までお問い合わせください。
研究対象者
リプロダクションクリニック大阪では、2013年9月1日以降に当院に通院された患者さまが対象となります。
研究費用
公開中の研究に関連して、開示すべき利益相反関係にある企業等はなく、リプロダクションクリニックの研究費で行われます。
お問い合わせ先
代表者名: 石川智基
リプロダクションクリニック大阪
〒530-0011 大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪タワーA 15F
TEL:06-6136-3344
学会発表・研究/メディア紹介
ペイシェントハラスメントに
対する方針
ペイシェントハラスメントに対する基本方針
リプロダクションクリニック大阪(以下、当院)は「最先端で信頼性の高い生殖医療を提供し、世界に知見を発信する」という理念を基に、患者さまに対して真摯に対応し、信頼性と質の高い医療を提供することを心掛けています。その一方で、非常に遺憾なことに、ごく一部の患者さまやそのご家族(以下、患者さま等)から職員に対する誹謗中傷、自己中心的で理不尽な要求や悪質なクレームなどの迷惑行為が見受けられるようになりました。
当院は、患者さま等からのご意見・要望に対しては、これからも真摯に対応して参りますが、同時に、ペイシェントハラスメントに該当する行為に対して、「毅然とした対応」を行い、職員一人ひとりが、心身ともにいきいきと活躍できる「働き甲斐のある職場」にすることで、患者さま等に、より質の高い医療サービスを提供することが出来るとの思いから、「ペイシェントハラスメントに対する方針」を以下のとおり策定しました。
ペイシェントハラスメントとは(定義)
ペイシェントハラスメントとは、患者さま等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、労働者の就業環境が害されるものを指すとされています。
「患者さま等からの要求自体が妥当性を欠く場合」の具体例
1. 当院の提供する医療サービスに過誤(ミス)・過失が認められない場合
2. 要求の内容が、当院が提供する医療サービスの内容とは関係がない場合
「要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当な場合」の具体例
他の患者さま、職員並びに当院に対する、
1. 暴力行為
2. 脅迫、中傷、名誉棄損、侮辱、暴言
3. 大声、にらみつけるなどの威圧的な言動・態度
4. 土下座の要求
5. 継続的、執拗な言動
6. 不退去、居座り、監禁等の拘束的な言動
7. 差別的な言動
8. 性的な言動
9. 職員個人への攻撃、不当な要求
10. 交通費の請求や治療費の不払い、合理的理由のない金品補償の要求
11. 過剰な診療、特別扱いの要求
12. 了承を得ず録音や、職員・院内を撮影する行為
13. 了承を得ず撮影・録音データをインターネットやSNSに公開する行為
14. その他、診療に支障をきたす迷惑行為
ペイシェントハラスメントへの対応
診療は「患者さまと医療者の信頼関係」が前提で成り立つものであり、「ペイシェントハラスメントに該当する行為」は、他に受診される方や日常の診療業務や医療従事者の生活を阻害する迷惑行為として許さないとの基本姿勢のもと、「ペイシェントハラスメントに該当する行為」が行われた場合には、警察への通報はもとより、顧問弁護士への相談等を通じて厳格に対応して参ります。また、行為の悪質性によっては、診療をお断りする場合もあり得ます。
患者さまへのご案内
(保険医療機関における
書面掲示)
明細書発行体制等加算について
リプロダクションクリニックでは、領収書発行の際に、個別の診療報酬の算定項目が記載された明細書を無料で発行しております。明細書には検査、処置、使用した薬剤の名称など、診療に関する情報が記載されています。明細書の発行を希望されない方は、会計の際に、その旨をお申し出ください。
医療情報取得加算について
リプロダクションクリニックでは、マイナンバーカードによるオンライン資格確認を行う体制を整備しております。オンライン資格確認により、患者さまの受診歴、薬剤情報、特定診療情報その他必要な診療情報を取得し、その情報を活用して診療を行っています。マイナ保険証によるオンライン資格確認の利用に、ご理解とご協力をお願いいたします。
一般名処方加算について
当院は、薬剤の一般的名称を記載する処方箋を交付する場合に、一般名処方の趣旨を患者さまに十分に説明しております。