妊娠の確率を高めるためには「子宮内膜が着床できる状態か、周期を見極めること」や「妊娠の可能性が高い移植法を選択すること」が大切です。豊富な知識と治療実績をもとに、患者さまのお身体の状態に合わせた胚移植治療をご提案いたします。

よりスムーズに胚移植を行うために、当院では経膣エコーガイド下での移植を行っています。また、胚移植に使用するカテーテルは豊富な種類を取り揃えており、処置時の痛みやご負担を軽減できるよう努めております。胚移植に関するご質問やご不安などは、当院スタッフにいつでもご相談ください。

検査について

胚移植後に着床したかどうかをすぐに確かめる方法はなく、妊娠反応を確認できる時期まで待つしかありません。ブラックボックスともいえる着床の問題を克服し、着床不全を治療するために、さまざまな取り組みが行われております。
リプロダクションクリニックでは、着床不全が起きた場合、どの時期でうまくいかなかったかを振り返り、必要に応じた検査をご提案させていただくことがあります。各検査はオプションになります。詳しくは下記をご覧ください。

治療について

当院では、着床不全治療としてさまざまな治療をご用意しております。子宮内膜の機能や厚み、着床環境などの改善を目指した治療で、妊娠の可能性を広げられるようにサポートいたします。各治療については、当院スタッフが丁寧にご説明いたします。分からないことがございましたら、遠慮なくお尋ねください。

子宮鏡検査とは、専用の内視鏡を用いて子宮内膜の状態を確認する検査です。この検査により、子宮内膜が着床に適した状態か調べることができます。また、子宮内膜にできたポリープや、子宮筋腫などの早期発見・治療にも役立ちます。

子宮内膜ポリープがあった場合は、当院では、日帰り・静脈麻酔で、子宮内膜ポリープ切除術を行っています。子宮内膜ポリープ切除術には、硬性鏡と電気メスによる方法、組織回収システム（TruClear™）による方法、子宮内膜掻爬による方法があり、当院にはいずれも豊富な実績があります。
術式は医師が適切なものを選んでご説明いたします。

なお、慢性子宮内膜炎の診断として子宮鏡検査を行うこともありますが、精度の問題から、生体検査による慢性子宮内膜炎検査をおすすめしております。